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手拭染色工程見学3 紺屋 [製作中]

いよいよ,の染色作業をご紹介.

三 紺屋の作業
RIMG3417補正160621 (Medium).jpgここが”紺屋”
染色液を注ぐための沢山の如雨露が見える













0 染色液を作る
RIMG3452 (Medium).JPGばっと(化学染料:硫化反応染料)は使い捨てだが,藍染料は何度も使える
これは今回使う桃色の化学染料












1 土手を作る
RIMG3433補正 (Medium).jpg3反ずつ重ね,生クリームの絞り袋のような道具で,染める各色の柄の周囲に土手を作る.両面ともに行う.












2 染め
RIMG3437 (Medium) (Medium).JPG
ぬかに消石灰を混ぜて使うとにじみにくいという.
機械で圧搾(下から吸う)しつつ,土手の中に染色液を順に注ぐ.
RIMG3439 (Medium).JPG










梟花吹雪では,まず灰色













RIMG3442 (Medium).JPG次いで桜色.
まず細かい部分を先に染めている
柄により,染料注入用ジョウロを使い分ける.
コーヒー用ポットよりも注ぎ口が細いものも多い.
















RIMG3447 (Medium).JPG次に周囲を囲み



















RIMG3449 (Medium).JPG全体を染める














3 定着液をかける
RIMG3456 (Medium).JPG
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手拭染色工程見学2 板場 [製作中]

「板場」では,染めない部分に糊付けをする工程の作業を担当する.
その前の,準備からご紹介したい.

準備と下ごしらえ
・納品されたさらし木綿を洗う.ごみ・しわが取れ染め易くなる.
・物干し(だて)で干して乾燥させる.
・注文のあった柄の型紙を出す(一度染めた柄の型紙は染工場で保存している).

板場の作業
0 糊を作る.
RIMG3424 (Medium).JPG糊はベントナイト;米・フノリ(海藻);亜鉛.水で溶いて使う.柄によって糊の硬さを変える.
以前は糊は購入していたが,製造元の廃業で好い糊が手に入らなくなったため,近年は染色工場で作っている.










1 糊付け
晒し木綿を蛇腹に折りつつ,鋲で木枠に打ちつけた型紙をあて,ずれないよう手拭一枚分ずつ慎重に糊付けをしていく.
RIMG3422 (Medium).JPG布を折る
型紙の隅には戸田屋さんのロゴ: ○トが













RIMG3429 (Medium).JPG枠に打ち付けた型紙を布の上に下ろす














RIMG3423 (Medium).JPG型紙の上からの糊付けが一枚分終了(刷毛が見える).この後,型紙を上げて再び布を折るところから以下,繰り返し
この工場では,この作業台が六面ある

















2 おがくずをまぶす
RIMG3418 (Medium).JPG他の木綿布で覆っている.
床での作業
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